舞台 マタ・ハリ (2021) ダンサーと水商売 考察 1

考察

今更ですが

とても好きな演目なので考察を
ネタバレあります


こちら再演の観劇

2021年 6月 25日 昼の回 池袋ブリリアホール
主演 愛希れいか


最近ですが
こんな記事を目にしましたの


こちらを読んだとき


舞台マタ・ハリでの
マルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレ(本名)が

マタ・ハリ

として生き抜くための重要なスタンスとして
描かれていたと思う部分ですが


まわりの男共に非道な扱いを受けた過去を持つ

”自分”の存在ごと武器に変え
自ら裸に近い姿になり踊る

その神聖な「寺院の踊り」はマタハリにとって

”救い”であったのだ


というようなことを陪審員や民衆に向けて弁じる
裁判のシーンを思い浮かべました


わたくし前に水商売に就いていたことを
こちらで少しお話ししましたが


ショーのあるお店にいた経験もあります
現在はもうないものの

接客をし、時間やお客様の顔ぶれによりダンスショーがはじまるといったお店でした
そこではわたくしはダンサー兼ホステス



ホステス業というものは
身体を売るということに直結はしないものの
隣り合わせにその世界があって

水商売=枕営業、愛人契約

といったイメージがついてまわるのです


実際わたくしも
月いくらで契約を結んでほしいという話を

持ち掛けられたことがありました(お断りしました)


接待のお席が多かったものの
疑似恋愛という形で 客側の感情を利用していると言われれば

お客様の心の中までは覗くことができませんし
全否定をするのは難しいです

(自身の仕事内容への見解です、ホステスさんにより価値観やポリシーの差が大きい箇所と思います)


それはわたくしの中で”負い目”でしたので

”演者が性的な対象として消費される立場ではなく、自分で主導権を握り”(記事より引用)

というポリシーをわたくしの口から打ち出すことが
長いことできなかったのです


つづきますわ

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